「ナノブレイカー」感想

パソコンが壊れていたときに結構プレイしていたのがPS2の「ナノブレイカー」だったりした(未開封中古を2480円で購入)。

ゲーム内容としては、「鬼武者」風のマップ探索型3Dアクションの中で、プチ無双風の個対多型近接格闘戦を行うという、最近割りとありがちな組み合わせ。
このゲームで特徴的なのと言えば、敵を攻撃したときに血(オイルという設定)がドバドバでたり、胴体切断を行うことが出来たりといったバイオレンス要素というところだろう。

ネットなんかでの評価は正直そんなに高くなかったんだけど、やってみると確かに世間で低く評価されるのは納得いくなあ。実際自分もプレイ開始して30分くらいはかなり印象悪かったし。

ただそこそこ進めた後の感想としては、結構気に入ってたりする。なかなか楽しかったし、挑戦しがいのあるゲームだと思う。

でもやはり全体的なバランスの厳しさが問題だと思う。何よりザコ戦で体力削られまくるのが問題。「爽快バイオレンスアクション」がキャッチコピーなのに、全然そんな余裕ない。
基本的にこのゲームでは、ザコ敵を倒すことが体力回復の方法なのに(回復アイテムはほとんど出ない)、油断してると回復量以上にダメージをくらってしまって、いくら戦っても全然回復しなかったりする。
しかもセーブポイントでも体力回復しないし、死んでコンティニューしても体力はセーブした時の体力のままだし、そこで体力回復しようとザコと戦うと逆に体力が減ってしまうという、負のスパイラルに簡単に陥ってしまう。
結局ザコ戦で体力回復できるくらいのテクニックが身について、初めてまともに遊べるようになるんだけど、そこまでがどうにもつらいんだよなあ。

あとボス戦も全体的にきつい。2番目のボスのキース(ライバルキャラ)とか、序盤から厳しすぎだって(慣れれば余裕だけど)。
それに終盤にある3回目のキース戦とかマジヤバイ。
特にキースがたまに使ってくる「神鳴流決戦奥義 雷光剣(仮)」がヤバすぎる。
もうどのくらいヤバイかと言うと、「サンダーフォース5」でラスボスが使うソード並にヤバイ(さすがにあれよりはマシか)。
攻撃モーションを見た瞬間に避けると早すぎるので、攻撃し始めた瞬間に一瞬左に移動して、その直後右に回避とかやらないと避けられない。ニブい人には一生クリアできない罠。

やはりもうちょっとバランスをどうにかして欲しかったなあ。せめてイージーモードを付けるとか。
素材は悪くないと思うだけに、惜しいゲームという感じかな。